Release: 1980
Label: Japan Record(JAL-1001 / Disc 1: JAI 1001-1・Disc 2: JAI 1001-2)
Genre: Electronic / Pop / New Wave / Experimental
Jacket: 見開きジャケット(剥がれ傷・角の打痕あり)。歌詞カード兼内袋2枚付(シワ・擦れ・ヨゴレあり)。帯なし。DOUBLE VINYL。
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ひとつだけ(Disc 1 / A1)— 矢野顕子を代表する楽曲。このアルバムで決定的に広まった一曲です。
矢野顕子、1980年発表のアルバム「ごはんができたよ」。DOUBLE VINYL(2枚組)、Japan Record(JAL-1001)。見開きジャケットに剥がれ傷・角の打痕あり。歌詞カード兼内袋2枚付(シワ・擦れ・ヨゴレあり)。帯なし。なお、内袋のDisc 1 / Side Bのトラック表記に誤印刷があります。B2は「青い山脈」と記載されていますが、正しいトラックはB2=HIGH TIME、C2=青い山脈です。訂正カードは付属していません。
1980年という時点を理解するには、日本の音楽シーンの文脈が必要です。YMOが「BGM」「テクノデリック」へと向かう直前の時期、細野晴臣・高橋幸宏・坂本龍一の三人が矢野顕子のアルバムに全員参加しているという事実は、単なるコラボレーション以上の意味を持ちます。YMOの実験的なエネルギーが、「日本のポップス」として有意に機能し始めた瞬間がここに記録されています。テクノロジーと生演奏の共存、子供向けの歌詞と前衛的なリズム処理の同居——それらが矢野顕子という個性を通過することで、既存のどのカテゴリにも収まらない音楽になっています。
「ひとつだけ」(A1)がこのアルバムによって決定的に広まったことで、矢野顕子は「大人の音楽」ではなく「自分たちと地続きの存在」として受容される新しいリスナー層を獲得しました。のちに語られる矢野顕子の女子人気の源流は、このアルバムにあると言っていい。「ごきげんわにさん」「げんこつやまのおにぎりきさ」のような子供歌が、「TONG POO」「在広東少年」のような高密度な楽曲と同じアルバムに収まっているという事実が、彼女のキャラクターとしての確立を体現しています。
矢野顕子自身も共同プロデューサーとしてクレジット。他の参加メンバーは井上鑑(ギター)、大村憲司(ギター)、鮎川誠(ギター)、ひばり児童合唱団(合唱)。
■ 全曲案内
Disc 1 / A1 ひとつだけ(5:42)— 代表曲。このアルバムで最も広く知られることになった一曲。
Disc 1 / A2 ぼんぼんぼん(6:16)— 「Les Petit Bon Bon」。子供歌が高密度な演奏で展開する。
Disc 1 / A3 COLOURED WATER(4:43)— 色彩的なシンセとピアノが交差するインスト的な楽曲。
Disc 1 / B1 在広東少年(6:25)— 坂本龍一の緊張感あるシンセが楽曲を牽引する。
Disc 1 / B2 HIGH TIME(5:17)— ※内袋には「青い山脈」と誤印刷。正しいタイトルはHIGH TIME(レーベル表記が正)。
Disc 1 / B3 DOGS AWAITING(7:34)— Disc 1最長曲。緊張感が持続する。
Disc 2 / C1 TONG POO(4:23)— 坂本龍一作曲・YMOレパートリーの矢野版。スタジオで再解釈されたYMO-矢野の接合点。
Disc 2 / C2 青い山脈(4:03)— 昭和スタンダードを矢野流に再構築。
Disc 2 / C3 げんこつやまのおにぎりきさ(8:35)— 最長トラック。童歌が8分超に展開する矢野ワールドの象徴。
Disc 2 / C4 ごきげんわにさん(2:59)— 短いが密度の高い小曲。
Disc 2 / D1 また会おね(4:08)— しっとりとしたインタールード。
Disc 2 / D2 てはつたえる→てつだえる(4:20)— 言葉遊びとリズムの実験。
Disc 2 / D3 ごはんができたよ(5:32)— タイトル曲。親密な空間で会場をひとつにする。
Disc 2 / D4 YOU'RE THE ONE(4:24)— ファンクなエンディング。
中古盤につき、盤面の細かなスリキズ等により再生時にノイズが生じる場合がございます。予めご了承ください。