Release: c.1967 / ATCO(SD33-182)US盤
Label: ATCO Records
Genre: Calypso / Caribbean
ジャケットに若干のしみ有り。
「The Dance Craze of the Caribbean」と銘打ったATCO録音。
エンジニアにTom Dowdを迎えジャマイカで収録。Tom DowdはAtlantic Recordsの専属エンジニアとして四半世紀にわたって活動したアメリカ録音史の重要人物で、Ray Charles、Aretha Franklin、John Coltrane、Cream、Allman Brothers Bandなど、ジャズ・R&B・ロック・ソウルにまたがる膨大なセッションを手がけた。8トラック録音の商業的普及を推進し、スライド式フェーダーをミキシングコンソールに初めて導入したことでも知られ、2012年にロックの殿堂入り。
ジャンプ・アップはトリニダード由来のリズムで、カリプソの兄弟みたいな存在。サンバに近い跳ねた感触を持つ。
裏ジャケにはBob Rolontzによるカリビアン音楽の背景を丁寧に解説したライナーノーツを収録。
***スカ・レゲエの影に隠れたもう一本の軸を、"Jamaican Lounge Music" と呼んで掘り起こすコレクターが出てきているらしい。***
このアルバムはその文脈で聴くと、また違った景色が見える。
ジャンプ・アップというトリニダード由来のリズムを、ジャマイカのミュージシャンがATCOに向けて録音する——カリビアンのグルーヴをグローバルに売り込むというその行為自体が、このジャンルの本質を指している。
1960年代のキングストンには、スカと並走するもう一本の軸が確かにあったということかと。。。
画像クリックで試聴出来ます。CLICK TO PHOTO♪
「Jamaica Jump Up」(A5)このアルバムの持ち味がいちばんよく出た一曲。
Tracklist:
Side A: Riverbank Jump Up / Benwood Dick / El Negrito / The Road March / Jamaica Jump Up / Happy Wanderer
Side B: Elaine, Harry and Mama / Second Hand Piano / St. Thomas / Village Ram / Surprise Merengue / Laziest Man